学部長・研究科長メッセージ

 長崎大学工学部は、昭和41年(1966年)4月に設置されましたので、平成27年(2015年)度の今年が、創立50年目の節目の年に当たります。本学部は、創立から平成27年3月末の時点までに、14,759名の有意な人材を輩出し、卒業生は日本のみならず世界の幅広い工業分野で活躍し、各界から高い評価をいただいています。

 既にご承知のように、本学部は、社会や産業界が今後の学士課程教育に期待している内容や要求に柔軟に対応できるように、平成23年4月に従来の7学科制から1学科6コース(機械工学、電気電子工学、情報工学、構造工学、社会環境デザイン工学及び化学・物質工学)へ改組しました。この改組では、工学部に共通して必要な教養と基礎知識に加えて、各コースに対応した専門性を修得させ、幅広い知識と専門知識の双方を兼ね備えた人材を育成できるように、また、工学技術者として要求される課題探求能力、コミュニケーション能力及び技術者倫理が身に付くように、学士課程教育プログラムを再構築しました。 さらに、学部の改組と同時に大学院生産科学研究科も改組し、新たに大学院工学研究科としてスタートしました。この大学院工学研究科では、学士課程と博士前期課程を通じた一貫的な教育プログラムで高度専門技術者を育成するとともに、博士後期課程では社会人も含めた学生の専門教育・研究指導をより一層充実させ、さらには5年一貫制博士課程(グリーンシステム創成科学専攻)の設置により高度な研究能力を有する研究者の育成を行っています。また、平成27年4月から、大学院工学研究科の博士前期課程に「国際水環境工学コース」、博士後期課程に「国際水環境科学コース」を新設し、グローバルに活躍できる人材育成プログラムが強化されます。

 この改組後の再構築された教育プログラムによる人材育成をより効率的に行い、かつグローバルで萌芽的・先導的な研究を支援するために、教育・研究指導体制も一新しました。その一環として、既存の工学研究科内のセンターを統廃合するとともに、新しいセンターも設置しました。現時点で、設置年度順に、インフラ長寿命化センター(平成19年1月設置)、未来工学研究センター(平成24年10月設置)、工学教育支援センター(平成25年10月設置)及び国際連携推進センター(平成26年10月設置)の4センターが設置されています。これらのセンターでの活動等も加えて、教員による最先端の研究成果等が、学生諸君の教育と研究指導に十分かつ効率的に反映されるようになっています。さらに、教育研究支援部の技術職員・教室職員からも、学生の教育及び教員の研究に対する十分な支援が受けられるようになっています。

 したがって、志を持って入学し、個々の専門分野での勉学や研究に励もうとしている皆さんを、工学研究科の全教職員が総力をあげて教育研究指導・支援し、皆さんの能力をさらに伸ばす体制が十分に整っています。教職員と一緒に、ワクワク、ドキドキ、楽しみながら、深遠な学理の探求とその実践、さらに未踏分野の科学・技術の開拓を目指している皆さんの、本学工学部、大学院工学研究科への入学をお待ちしています。

工学部長・工学研究科長
清水 康博