アドミッションポリシー

工学部工学科コース

1 教育理念・目標

 工学部の理念「アジアの鼓動響く街長崎で,知と心と工学センスを育み,未来を拓く科学技術を創造することによって,社会の持続的発展に貢献する。」に則して,工学技術者として要求される課題探求能力,コミュニケーション能力及び技術者倫理を身につけた人材を養成することを目標とします。この目標を達成するために,工学部工学科は以下のような6つのコースの教育理念・目標を掲げています。


<機械工学コース>

 機械工学コースは,機械が社会に果たす役割を考えたものづくりの教育及び研究を実行するために,「機械の基礎」という基盤の上に「機械と人間」,「機械と環境」という二つの観点からの教育・研究体制を再構築しています。教育においては,以下のことを目指しています。

  • 学生自ら積極的に行動し学習する人間力を養成します。
  • 工学の基礎科目を修得し,応用することができる工学力の養成を進めます。
  • その基盤の上に機械工学を学び,これからの社会を創造できる技術者を育てます。

<電気電子工学コース>

 電気電子工学コースは,電気工学,電子工学,情報通信工学の3つの学問的柱からなり,エネルギー,エレクトロニクス,コンピュータ,コミュニケーションなど,これからの「住みよい高度な科学技術社会」をハードウェアとソフトウェアの両面から支えるコースです。急速に発展する科学技術に対応が可能な教育研究基盤を形成し,人の暮らしを支える基幹分野でグローバルに活躍できる技術者及び研究者を養成することを目指しています。


<情報工学コース>

 情報工学コースは,「次世代の情報システム技術を創り,コンピュータと人間の未来を拓く」をメインテーマとして,IT分野及びITを必要とする様々な分野で活躍できる人材を育てることを目標としています。

  • 工学基礎,情報科学,技術英語など,情報技術者として必要な基礎科目を修得させます。
  • 講義科目と演習科目を体系的に配置し,プログラミング技術を無理なく修得させます。
  • 4年間で,ハードウェア,ソフトウェア,アルゴリズムなどの基礎技術,及びこれらの応用としての高度情報処理技術,ネットワーク構築技術を備えた人材を養成します。

<構造工学コース>

 構造工学コースでは,建物,橋梁,自動車,プラント,船舶,航空機,宇宙構造物などの構造物を造るために必要な理論,設計法,施工法などの基礎学力を身につけ,幅広いものづくりに貢献できる技術者を養成します。具体的には,

  • 産業社会における様々な構造物を安心安全に造る上で要求される数学,力学,コンピュータシミュレーション,設計製図などの構造工学の基礎知識を修得させます。
  • 国際的視野を持たせるために英語コミュニケーションを重視し,その能力をつけさせます。
  • 一級建築士の資格取得に向けたカリキュラムを配置し,希望者に提供して修得させます。

<社会環境デザイン工学コース>

 社会環境デザイン工学コースでは,私たちの生活に不可欠な道路や橋,港湾,ライフライン施設(上下水道,電気,都市ガス),公園などの社会基盤施設を対象に,各施設の計画・設計・施工・維持管理に関する専門的知識を身につけ,都市域のみに限定せず,離島や山間部などにおいても,人間活動と自然環境との調和に配慮しながら,「安全で豊かな社会」と「持続可能な環境」のデザインに技術者として貢献できる人材を養成します。


<化学・物質工学コース>

 化学・物質工学コースでは,人類に有用な新しい物質・薬品・材料を創製することや環境にやさしいエネルギー変換技術などを開発するための基礎的な実力,すなわち,数学,物理などの工学基礎,化学,生物工学,材料工学分野の基礎知識と専門知識ならびに国際性を身に付け,未来を開拓できる技術者を養成します。さらにはナノテクノロジーやバイオテクノロジーのような先端的かつ学際的な領域でも活躍できる幅広い知識と課題設定・解決能力を身に付けた人材を養成します。涵養する実力は,卒業後に大学院に進学して研究者・開発者・高度専門技術者を目指すための礎にもなります。


2 求める学生像
  • 地球と自然環境に配慮した循環型社会の実現や,物質・エネルギー・メカニクス・デバイス・情報技術の創出と高効率利用法の発展に強い意欲を持つ者。
  • 世界に通用する工学基礎力と発想力を磨きあげ,将来,地球と人類社会に貢献することを目指す者。
  • 学習意欲が旺盛である者。
  • 社会性に富み,主体性,実行力を有する者。
  • 論理的思考力を有する者。
  • 卒業後に大学院工学研究科に進学し,高度専門技術者・研究者を目指す者を歓迎する。

3 入学者選抜の基本方針

 工学部の入学試験では,高等学校までの教育課程で培われた基礎学力を重視し,断片的な知識の単なる蓄積や記憶力だけではなく,与えられた問題を論理的に考え,その解を誘導する力(問題解決能力)を評価します。特に,入学後のカリキュラムを考慮して,選抜に際しては数学及び理科(物理や化学)の基礎学力を重視します。


4 選抜方法

【一般入試】
  • 基礎学力及び問題解決能力に焦点をあてた評価・選抜を行います。
  • そのため,前期日程では大学入試センター試験及び個別学力試験(数学,理科(物理または化学),外国語(英語))を課しています。
  • 一方,後期日程では大学入試センター試験及び個別学力試験(総合問題:高等学校の学習一般(数学,物理,化学)を前提とした筆記試験)を課しています。
  • なお,理科については少なくとも2科目を学習して十分理解している者を選抜します。

【アドミッション・オフィス入試Ⅰ(AO入試Ⅰ)】
  • 明確なコース志望を強く持ち,自己推薦書及び調査書に加え,面接試験等によって適性と基礎学力に焦点をあてた評価・選抜を行います。
  • 募集区分Aでは,高等学校までの履修科目の基礎事項(特に数学,物理,化学,英語)をよく理解し,将来,専門技術者として社会で広く活躍したいと強く希望する者を選抜します。
  • 募集区分Bでは,工業高校等で各コースに関連する工業等に関する科目の基礎事項をよく理解し,将来,専門技術者として社会で広く活躍したいと強く希望する者を選抜します。

【アドミッション・オフィス入試Ⅱ(AO入試Ⅱ)】
  • 高等学校までの履修科目の基礎事項(特に数学,物理,化学,英語)をよく理解し,各コースに対応した工学分野に関する強い興味・関心を有するとともに,専門知識を活かして社会に貢献したいと希望している者を選抜します。
  • そのため,大学入試センター試験及び面接試験を課すとともに,それらの結果に基づき数学及び理科の科目の実力が特に優れている者を評価・選抜します。

【帰国子女入試】
  • 数学,物理,化学,英語に関する基礎学力を有するとともに,コース分野に関して強い勉学意欲を持ち,将来その分野で地域社会や国際社会に貢献しようとする者を選抜します。
  • そのため,面接試験及び提出された書類審査の結果を総合的に評価します。

【外国人留学生入試】
  • 数学,物理,化学に関する基礎学力及び学習に必要な語学力(日本語,英語)を有するとともに,コース分野に関して強い勉学意欲を持ち,将来その分野で日本と母国との架け橋となって国際社会に貢献しようとする者を選抜します。
  • そのため,日本留学試験及び面接試験を課して,それらの結果を総合的に評価します。

5 各選抜試験で特に重視するポイント

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