工学研究科博士後期課程生産システム工学専攻の教育は,授業科目の受講及び学位論文の作成等に対する指導によって行われる。
授業科目を履修する場合は,博士後期課程の以下の履修方法及びカリキュラム表により,指導教員と相談のうえ,所定の期間内に履修手続きを行わなければならない。
博士後期課程では,幅広い観点からの問題解決能力及び独創的研究能力を育成するとともに,専門領域の視野の拡大を図るために,各コース共通の総合科目として次の科目を開講する。
生産システム工学 特別講義 |
工学に関連する分野における基礎的事柄や思考方法について,企業からの講師(企業経験者の教員も可能)を含む複数の教員団による産学連携の講義を行い,それぞれ他分野の基礎的概念を与えるとともに,工学の全体像を把握させる。 |
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生産システム工学 特別演習 |
幅広い知識を基盤とした高い専門性を育成する科目で,当該学生の副指導教員(指導教員の近縁分野の教員)が担当する。当該教員の研究を中心とした演習科目である。 |
生産システム工学 特別研究 |
博士後期課程において修得した知識をさらに深めるとともに,具体的な成果を創出する能力を養成するため,コースの教育分野間の学際的な学術研究についての研究課題を学生ごとに与え,異なる専門領域の教員が連携して,総合力・応用力を養うための実施指導を行い,学生の研究能力の向上を図る実験・実習科目である。 |
工場実習 | 各専門分野の専門知識の修得と合わせて,得られた知識を具体的に成果に結び付けるための方法の修得のため,関係専門領域における見聞経験を通しての実務経験として,工学関連の企業や研究所等におけるフィールド実習を3日以上行う。 |
他コース授業科目の履修を希望する場合は,指導教員の了承を得た上で,授業担当教員から履修の許可を得ること。
授業担当教員の許可が得られた場合は,「履修届」に当該授業科目名を記入し,各期の履修登録期間内(詳細な期日については,メールにより通知する。)に西地区事務課大学院係へ提出すること。
他専攻授業科目の履修を希望する場合は,指導教員の了承を得た上で,あらかじめ授業担当教員から受講の内諾を得ること。
授業担当教員の内諾が得られた場合は,「他専攻授業科目履修願」を,各期の定められた期日(詳細な期日については,メールにより通知する。)までに西地区事務課大学院係へ提出すること。
履修の可否は,工学研究科教務委員会で決定する。
他研究科授業科目の履修を希望する場合は,指導教員の了承を得た上で,あらかじめ授業担当教員から受講の内諾を得ること。
授業担当教員の内諾が得られた場合は,「他研究科授業科目履修願」を,各期の定められた期日(詳細な期日については,メールにより通知する。)までに西地区事務課大学院係へ提出すること。
履修の可否は,工学研究科長と当該研究科との協議後,工学研究科教務委員会で決定する。
本研究科では,以下の大学院との間で単位互換協定を締結しており,当該大学院の授業科目を履修し,単位として認定することができる。
なお,詳細は,西地区事務課大学院係へ問い合わせること。
<協定締結大学院>
新潟大学(自然科学研究科),金沢大学(自然科学研究科),岡山大学(自然科学研究科,環境生命科学研究科),熊本大学(自然科学教育部)
他コース・他専攻・他研究科・他大学院の授業科目を履修し修得した単位は,4単位を限度として,修了要件の単位として認定することができる(ただし,博士前期課程と博士後期課程とを合わせて15単位を限度とする)。詳細は,上記の履修方法を参照すること。
大学院学則第15条の3の規定により,工学研究科に入学する前に他大学院等で履修した授業科目の単位は,4単位を限度として,修了要件の単位として認定することができる(ただし,博士前期課程と博士後期課程とを合わせて15単位を限度とする)。
入学前の既修得単位の取り扱いについては,西地区事務課大学院係へ問い合わせること。
本研究科は、山東大学及び成均館大学校とダブル・ディグリー・プログラムに関する協定を締結し、博士後期課程学生を対象としたダブル・ディグリー・プログラムを設けている。
ダブル・ディグリー・プログラムの博士後期課程の修学期間は、長崎大学で3年間、山東大学又は成均館大学校で2年間の学修・博士論文の作成を行う。双方の大学の修了要件を満たした場合、両大学の学位(博士)を取得することができる。
なお詳細は、西地区事務課大学院係へ問い合わせること。