業務展開
学生ものづくり・アイディア展

第13回
「学生ものづくり・アイディア展 in 新潟」

第13回学生ものづくり・アイディア展in新潟で「電動車椅子の情報化プロジェクトチーム」が金賞を、「オリーブオイル搾油機の開発チーム」が銀賞を受賞しました。


「金賞」電動車椅子の情報化プロジェクト
左から立石さん、川野さん、一貫坂さん、
清水研究科長

「銀賞」オリーブオイル搾油機の開発
左から宮浮ウん、荒木さん、杉本さん、
井上さん、清水研究科長

 平成27年12月5日に新潟大学にて「第13回学生ものづくり・アイディア展in新潟」が開催されました。この「学生ものづくり・アイディア展」は、長崎大学・新潟大学・富山大学の3大学の学生が課題探求や創作活動に主体的に取り組んだ成果をコンテスト形式で競い合うイベントです。今年度は、新潟大学より13テーマ、富山大学より5テーマ、本大学より2テーマが出展されました。
 アイディア展では、長崎大学工学部より発表された「電動車椅子の情報化プロジェクト」(担当学生:園田稔さん、川野智裕さん、立石拓也さん、一貫坂駿介さん、アドバイザー教員:情報工学コースの小林 透教授、サポート企業:株式会社長崎かなえ)が、金賞を受賞しました。また、同じく工学部の「オリーブオイル搾油機の開発」(担当学生:杉本大志さん、荒木陽平さん、井上崇稔さん、堀口元貴さん、宮風Bさん、アドバイザー教員:機械工学コースの矢澤孝哲教授、サポート企業:株式会社山晃ユニティー)が、銀賞を受賞しました。
 今回、受賞した両テーマは、本年度の工学基礎科目「創成プロジェクト」のなかで実施され、「創成プロジェクト最終成果発表会」(開催日:平成27年11月21日、会場:総合教育研究棟)で長崎大学工学部の代表として選出されたものです。金賞を受賞した「電動車椅子の情報化プロジェクト」では、急速に進む日本の高齢化社会のなかで(電動)車椅子ユーザーが増加している状況を踏まえ、バリアフリーゾーンに潜んだ「危険な場所(段差)」に関する情報を、小型コンピュータや加速度センサ、GPSなどを車椅子に取り付けて自動的に効率良く収集するシステムが開発されました。その社会のニーズを的確にとらえたコンセプトやシステム開発手法、実用化への可能性が高く評価されました。また、銀賞を受賞した「オリーブオイル搾油機の開発」では、長崎県内で盛んに栽培されはじめたオリーブを、新鮮なうちに効率よく搾油できる小型装置が製作されました。「すり潰し」「練り」「分離」のプロセスを本装置で実施することで、オリーブオイルを少量でも製造することが可能となったことから、小規模な生産者でも自分のブランドでオリーブオイルを製造・販売できる可能性を広げる成果として高く評価されました。
 担当学生より、実際に製作されたアイディア溢れる成果物を用いて積極的にプレゼンテーションされ、参加した3大学の教職員や学生と活発で有意義な討論が行われました。



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