業務展開
学生ものづくり・アイディア展

第16回
「学生ものづくり・アイディア展 in 新潟」

第16回「学生ものづくり・アイディア展in新潟」において「噴流装置によるお茶園改良計画」チームが銀賞を、「しぶとく強い大戦コマの開発」チームが特別賞を受賞しました。


【銀 賞】噴流装置によるお茶園改良計画

【特別賞】しぶとく強い大戦コマの開発

 平成30年12月1日に新潟大学において第16回「学生ものづくり・アイディア展in新潟」が開催されました。この「学生ものづくり・アイディア展」は、新潟大学、富山大学、長崎大学の3大学工学部の学生グループが自主的に製作した作品を発表する場として、平成15年度に開始されました。今年度は、新潟大学より13チーム、富山大学より7チーム、長崎大学より2チームの全22チームが参加して成果を競い合いました。
 結果として、長崎大学の「噴流装置によるお茶園改良計画」チーム(担当学生:楢林龍太さん、原田怜さん、アドバイザー教員:社会環境デザイン工学コース鈴木誠二准教授、課題提供企業:EDS環境機器開発研究所)が銀賞を受賞しました。お茶園の霜害対策として利用している防霜ファンにかかるコストや騒音の課題を解決するため、新たに噴流装置を開発しました。これによりコストは半分以下、騒音も大きく軽減でき、さらには少ない動力で多量の空気を吐出するため、非常に高い防霜効果を発揮することができるようになりました。
 また、長崎大学の「しぶとく強い大戦コマの開発」チーム(担当学生:坂口貴琉さん、佐藤滉隼さん、中園貴大さん、アドバイザー教員:機械工学コース扇谷保彦准教授、課題提供機関:工学教育支援センター創造工房)は、特別賞を受賞しました。回転に安定性があり、他のコマとぶつかったときに当たり負けせず、長い時間回り続けることができる大戦コマの開発に取り組みました。

 全チームが作品についてプレゼンテーションとポスターセッションを行い、作品の理解を深めてもらうよう展示スペースに訪れた多くの参加者とディスカッションをしました。また、新潟大学、富山大学との交流もでき、大変有意義な場となりました。


参加学生の声
  • 私の大学1年生は創成プロジェクトのおかげでとても充実していました。試行錯誤してより強いコマを作る面白さや、データ分析の仕方、自分たちが工夫した点をわかりやすく伝えるためのプレゼンづくりなど、たくさんのことについて学ぶことができました。偶然にも他大学に同じテーマを研究していたチームがあり、コマ開発の過程についての交流を楽しむことができました。
  • 特に、噴流装置の利点をわかりやすく伝えることを心がけ、検証を何度も行いドライアイスという最善の伝え方を思いつきました。自ら主体的に考え、成功に向けて試作を繰り返すということはものづくりにおいて最も重要なプロセスだと思います。座学では体験することのできないそのような実践的な学びをこの創成プロジェクトで体験できました。
  • アイディア展の魅力として、私は他大学の学生との交流出来ることが一番ではないかと考えます。アイディア展終了後に、懇親会があるのですがそこで新潟大学と富山大学の学生と会話をしていましたが私は彼らの見聞の広さ、彼らが成りたい理想像の高さに驚きました。自分がちっぽけに見えたほどです。
    このプロジェクトに参加を考えている人、是非参加してみてください。きっとほかの場所では味わえない最高の経験ができるはずです!!
  • 今回私達は、創成プロジェクトアイディア展に参加させていただきました。長崎大学の代表として参加させていただくのでより一層気合いを入れて臨みました。新潟では様々なアイディアをきくことができ、自らの研究に意見や指摘を多く頂きました。なので今回が最後ではなくまだまだ先があると感じました。今回の発表会でさらに多くのことを学べました。次回参加する機会があれば参加したいと思います。


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