


第17回
「学生ものづくり・アイディア展 in 富山」
第17回「学生ものづくり・アイディア展in富山」において「QRコードによる案内サービス Quest touRの開発」チームが最優秀賞を、「熱中症回避 アプリの開発 〜熱中症を回避して野球に熱中しよう!〜」チームが 優秀賞を受賞しました。
![]() 【最優秀賞】 QRコードによる案内サービス Quest touRの開発 |
![]() 【優秀賞】 熱中症回避アプリの開発 〜熱中症を回避して野球に熱中しよう!〜 |
令和元年11月30日に富山大学において第17回「学生ものづくり・アイディア展in富山」が開催されました。この「学生ものづくり・アイディア展」は、富山大学、新潟大学、長崎大学の3大学工学部の学生グループが自主的に製作した作品を発表する場として、平成15年度に開始されました。今年度は、富山大学より15チーム、新潟大学より11チーム、長崎大学より2チームの全28チームが参加して成果を競い合いました。
結果として、長崎大学の「QRコードによる案内サービスQuest touRの開発」チーム(担当学生:岸本 友太、和田 知也、横山 瑛士、アドバイザー教員:情報工学コース小林透教授、課題提供企業:株式会社デンソーウェーブ)が最優秀賞を受賞しました。このサービスは「スタートからゴールまで誰にでもわかりやすく道案内をする」という目標のもと開発されました。スマートフォンでQRコードを読み込むと、写真と地図による道案内を行ってくれます。写真には矢印が表示されるため、次に進む方向が一目でわかり、誰でも使いやすい仕様になっています。
また、長崎大学の「熱中症回避アプリの開発〜熱中症を回避して野球に熱中しよう!〜」チーム(担当学生:鬼丸 禎史、白濱 謙弥、河邊 桜、アドバイザー教員:情報工学コース小林透教授、課題提供機関:野球アカデミー「オンデック長崎」)は、優秀賞を受賞しました。年々気温は上昇し熱中症になるリスクが高まっている中で、野球部員の熱中症を回避する判断材料としてアプリを開発しました。暑さ指数、飲水量、練習時間から熱中症の危険があると野球部顧問の先生の携帯に通知されるシステムです。このアプリを利用することで、部員の状況を把握しやすくなり、先生の負担を軽減できます。
全チームが作品についてプレゼンテーションとポスターセッションを行い、作品の理解を深めてもらうよう展示スペースに訪れた多くの参加者とディスカッションをしました。また、富山大学、新潟大学との交流もでき、大変有意義な場となりました。
- 私は、創成プロジェクトに参加して本当に良かったと思いました。研究というものがどういった過程で進められていくのか、研究発表を聞いてくださる方に対して限られた時間の中でうまく伝えるにはどうしたらよいかなど、普段の講義や活動では学べないようなことをたくさん得ることができました。この経験は、今後の学生生活での強みになると思いました。
- 創成プロジェクトでは、課題解決のために、アイディアを出し、解決するためにはどうすればよいかと試行錯誤し、完成させるという、普段の授業では学べないモノづくりの流れを学ぶことができた。富山発表では他大学の学生との交流ができ、新たな発見もあった。ぜひ、また参加したいと思う。
- 私は今大学4年生なのですが、今までの3年間は一から自分で何かものを「創る」ということをしたことがありませんでした。ですが、今回この創成プロジェクトを通して体験した、試行錯誤して何度失敗しても成功に向けてチャレンジするという作業は授業では経験できないことで、自分を大きく成長させることができました。
- 創成プロジェクトに参加させていただいてとても充実していたと感じています。自分たちの作ったシステムが評価されることもうれしかったですが、それ以上に自分たちのシステムをよりよくできる意見をいただけたのがよかったです。これにより、自分のアイディアの幅を広げることができたと実感しています。
- 今回、私達は学生ものづくり・アイディア展in富山に参加させていただきました。プレゼンでは、私達が「何を」解決するために、「どうやって」アプローチしたのかを来て頂いた皆様全員に分かりやすいように発表しました。結果、ポスターセッションでは様々な意見をいただくことが出来ました。また、懇親会では富山大学・新潟大学の学生達と話す機会があり、非常に充実した1日となりました。