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工学部入試Q&A

入試に関するQ&A

Q 1.
工業高校生です。総合型選抜Ⅰでは,工業高校からはどのような区分で受験が可能ですか?
A 1.
工業高校など専門教育を主とする学科や総合学科からの進学希望者に対しては,総合型選抜Ⅰ・Bで募集を行います。
また,大学入学共通テストの指定科目に自信があれば,学校推薦型選抜Ⅱへの出願も可能です。
Q 2.
総合型選抜Ⅰの第1次選考について教えてください。第1次選考が厳しくて,第2次選考に進めないということはあるのでしょうか?
A 2.
第1次選考は出願時に提出した自己推薦書と調査書で選考を行います。自己推薦書が課題に沿ってしっかり書けており,調査書から適性が読み取れるかについてを判断基準とし選考します。第1次選考は狭き門にせず,できるだけ多くの受験生を対象に第2次選考でその実力を選考する方針です。
Q 3.
総合型選抜Ⅰの第2次選考では,どのようなポイントが重視されるか教えてください。
A 3.
評価事項等については,募集要項で確認してください。評価で重要視されるであろう点について,あくまでも一般論としてお答えいたします。
まずは,アドミッション・ポリシーをしっかり理解しているか,志望するコースの分野を十分に理解し,志望動機などを説明できるかが重要です。また,面接での主体的で独自性のある受け答え,専門分野への学習意欲なども評価の重要なポイントになるのは多くの大学で一般的に言えることです。本学部でも例外ではありません。面接では,質問を理解したうえで筋道を立てて返答できることなども大切です。もちろん,基礎学力が備わっていることは合格のための前提条件です。
Q 4.
総合型選抜Ⅰの入学手続者に対する入学前教育が行われると書いてあります。具体的にはどのような教育を受けることができるのですか?
A 4.
大学入学までの期間に,高校等の学校長に許可を得たうえで,教材や課題等を入学予定者に送付し,課題に取り組んでもらいます。コースによっては,各課題には提出期限が設けられ,期限までに提出された課題は添削指導して返却します。また,インターネットを使った通信指導も行います。そのほか,大学に来てスクーリング形式の講義も予定しています。工学部では数学を主として入学前教育を実施し,大学での学びの基礎を作ります。

Q 1.
学校推薦型選抜Ⅱに不合格になった場合は,前期日程試験を受験できますか?
A 1.
受検可能です。ただし,学校推薦型選抜Ⅱの合格発表は2月中旬頃ですが,前期日程試験の出願は1月下旬から2月上旬のため,学校推薦型選抜Ⅱが不合格だった場合に備えて,予め前期日程試験に出願しておく必要があります。なお,学校推薦型選抜Ⅱに合格した場合は,前期日程試験の合格者にはなりません。
Q 2.
どのような志願者を求めますか?
A 2.
アドミッションポリシーに記載していますが,数学や理科の基礎を学んでおり,将来,研究者や技術者として活躍していきたい学生を求めています。特に自ら進んで行動したり,興味を持って物事に取り組んでいく主体的な学生は研究でも大きな成果を上げています。
Q 3.
学校長が推薦できる人数は決まっていますか?
A 3.
1学校あたりの推薦人数は制限していません。
Q 4.
学校推薦型選抜Ⅱで課される「面接」について,教えてください。
A 4.
学校推薦型選抜Ⅱの面接では,複数の面接担当者による個人面接を行います。口頭試問は行わず,アドミッション・ポリシーに基づき,志望動機やコースに対する関心度,発想の豊かさ,勉学意欲等を評価します。
Q 1.
前期日程の個別学力検査の理科で,物理と化学のどちらを選択するかは事前に届け出るのですか?
試験当日に変更はできますか?
A 1.
出願時に物理か化学のどちらか1つを選択することとなっています。試験当日の変更はできません。
Q 2.
一般選抜でのコース決定は「成績上位者から順に希望を決定する」方法なのか,「希望を優先して,第1希望の中で成績順で決定する」方法なのか,教えてください。
A 2.
合格者の配属コースは,第1希望を優先して成績順で決定します。つまり,第1希望に基づいてコースを決定する段階で「受入れ上限の目安」以上の希望者がいたため,第1希望コースに決定されなかった者がいる場合,コース未決定者の第2希望,第3希望に基づいて成績順にコースを決定することになります。
Q 3.
一般選抜の合格者決定に,願書に書く希望コースが影響することはありますか?
A 3.
合格者の決定は総合点の順位のみで行われます。この決定段階ではコース希望は一切関係しません。合格者が決定した後で合格者のコース決定を行います。
Q 4.
一般選抜の受入れ上限目安とはどのような人数ですか?
A 4.
受入れ上限目安とは,第1希望が集中したコースで概ねその人数までは第1希望に決定される目安の人数です。コース定員やコースの募集人員として決めている人数ではなく,教育施設や設備等の観点から,どこまでの受入れ人数であれば卒業まで高い教育の質を十分に確保できるか,教室や研究室の面積は十分か,教員が必要に応じて学生個々と接する教育が十分にできるか,という観点に基づいた人数です。
Q 5.
前期日程であるコースに受入上限いっぱいの人数が決定した場合,そのコースは後期日程での受入上限の目安を減らすのですか?
A 5.
そのようなことはありません。受入上限の目安は前期日程と後期日程で別々に定めています。後期日程の目安数は,前期日程の結果に影響を受けません。
Q 6.
どうしても行きたいコースがあります。前期日程で合格したけれど第1希望コースに決まらなかった場合,第1希望コースを目指して前期日程の合格を辞退して後期日程に挑戦することはできますか?
A 6.
制度的にはもちろん可能です。前期日程より後期日程の科目パターンのほうが特に有利な受験者の場合に考えられることだと思います。しかしながら,後期日程の倍率やコース希望の集中の有無など,色々な因子が影響するかもしれません。ひとつの進路の判断ポイントだと思いますが,冒険の一面もあるため,後悔のない決断をしてください。
Q 7.
合格はしたけれど,第1希望のコースではありませんでした。希望していなかったコースで入学すると,入学後の学習がたいへんでしょうか?
A 7.
不安はあるかもしれませんが,1年次からの動機付け的な教育をしっかり行い,また教員と学生とで分野の魅力や将来像などについて対話する機会を積極的に設けるなどして,新たな意欲を持って勉学に専念できるよう,全教員が支援します。
Q 8.
出願書類の希望コース欄に第1希望コースしか記入しなかった場合,もしそのコースに希望が集中し,希望したコースに決まらなかったら,不合格になりますか?
A 8.
合否判定ではコース希望には一切関係なく,成績の順位のみで上位者から合格とします。次に合格者についてコースへの割振りを行います。したがって,工学科の受験者全体で合格ラインより上位の成績であれば,第1希望コースしか記入していなくて,そのコースに決まらなくても,必ず合格となります。
第1希望コースに決定しなかった場合でも,記入しなかった残り4コースのいずれかに決定して合格発表の際に通知します。
Q 1.
入学後にコースを変更することはできますか?
A 1.
一般選抜での入学者を対象として,転コースの制度を設けています。入試成績ではなく,入学後の成績を基準とした選考を経て,合格の場合,転コースが可能です。転コースの申請は2年次に進級する時だけでなく,高年次でも可能です。ただし高年次で転コースした場合は4年間での卒業は難しくなります。
Q 2.
教職の免許取得を考えています。どの教科の免許取得が可能でしょうか?
A 2.
高等学校教諭一種免許状の「工業」と「理科」が取得可能です。ただし,免許を取得するためには,卒業に必要な単位数に加え,教職に関する授業科目を取得する必要があります。
Q 3.
工学部の卒業生の約60%が大学院に進学されているようですが,大学院へは進学したほうがいいのでしょうか?
A 3.
工学部では高い専門性を持つ工学技術者を養成し,大学院では更に高度な技術者や研究者を養成します。卒業後の進路を考え,夢を実現するために,より高度な専門性が必要である場合には大学院への進学を勧めます。具体的には,大学の教員を目指す,企業等で研究者や開発者を目指す,あるいは設計や工場でのエンジニア・リーダーを目標としている場合は,少なくとも大学院博士前期課程を修了している方が格段に有利です。グローバルに活躍する技術者や研究者を目指して,博士後期課程へ進学し,博士号を取得する学生もいます。
Q 4.
学部卒業での就職状況はどうでしょうか?
A 4.
学部卒業,博士前期課程修了を問わず,多くの企業から求人が来ますので,就職を希望し就職活動をした学生は,ほぼ100%就職できています。また,各コースには就職活動のサポート,助言等を行う教員が配置されており,希望する企業への推薦も行っています。
Q 5.
工学部は女子が少ないのでしょうか?
A 5.
工学部全体では10%超程度です。コースによって偏りがあり,機械や電気電子では少なく,構造や社会環境,化学・物質では20~25%程度の女子学生が在籍しています。
Q 6.
物理系のコースを希望していますが,高校で物理の基礎的な部分しか習っていません。入学後の授業にはついていけるでしょうか?
A 6.
各科目での疑問や不明な点は,各科目担当の教員に積極的に質問して下さい。また,一緒に学習する友人を多く作り,それぞれの問題を解決することも大学での重要な学びの手段です。さらに,各コースでは,担任やチュータなどの相談できる教員も配置されていますので,なんでも相談して下さい。
Q 7.
入学したらすぐにでも実験や研究がしたいです。1年生でも実験や研究に取り組めますか?
A 7.
実験科目として「基礎実験」という科目があります。3つのテーマ(物理,化学,IoT)で実験を行い,基礎的な実験方法だけでなく,インターネットやクラウドを活用したデータ取得方法を早期に習得できます。
また,ミニ研究として「創成プロジェクト」という科目があります。地元企業や自治体などから問題の提供とアドバイスを受け,製品の開発等を試みたり,学生が自ら提案したテーマでアイディアの具現化や問題解決を試みることができます。全コースの学部1年生から大学院生までを対象とした授業のため,他コース・異学年交流もできます。研究成果は工学教育支援センターのホームページをご覧ください。

各コースに関するQ&A

Q 1.
機械工学コースでは何を学ぶのですか?
A 1.

従来の機械工学に加え、「機械と人間」「機械と環境」の関係に目を向け、平和で持続可能な社会の実現に貢献できる人材を育てます。このために,以下の教育目標を達成するための教育を実践しています。

  1. 豊かな教養を身につけるとともに科学技術が人類や自然に及ぼす影響を正当に評価できる能力の修得
  2. 機械工学の学問領域に関する基礎的ならびに専門的知識と応用力の修得
  3. デザイン能力の修得
  4. 論理的記述力とコミュニケーション能力の修得
  5. 科学技術を自ら学習することができる能力の修得

これらを身に付けることで,自動車やロボットに代表されるような私たちの生活を支えている機械を設計し,開発することができます。

Q 2.
機械工学コース卒業後の進路は?
A 2.
約半数が大学院進学を目指し,残り半数の学生が企業へ就職します。最近では高度な専門知識を備え,即戦力となる人材を希望する企業の割合が増加しており,本コースでも大学院への進学を積極的に推奨・支援しています。卒業生は,多種多様な分野で活躍しています。自動車を中心とした輸送機器関連企業や,大手重工業へは50%ほどで,その他にもロボット産業,電気・電子産業,情報サービス業,鉄鋼業,化学医薬品メーカー,食材メーカー,建設業,公務員,教員など多くの職種に進んでいます。
Q 3.
クラブ活動や社会活動との両立は可能でしょうか?
A 3.
可能です。機械工学コースの授業科目には,実験・実習・設計製図など正規の講義時間以外にもレポート作成や事前学習を必要とする科目があります。しかし,自分自身で時間を管理できれば,クラブ活動や社会活動は貴重な体験ができます。自分を磨くことができます。多くの先輩が体育系・文化系クラブ・サークルで頑張っています。
Q 4.
機械工学コースの先輩や後輩とのつながりは?
A 4.
機械工学コースに入った学生は,「歯車会」と呼ばれる在校生の同窓会組織に属します。歯車会では毎年恒例のソフトボール大会等の企画・運営を行います。大会では同一学年や同一研究室でチームを作り,優勝目指して頑張ります。試合の後はバーベキュー大会等が開かれ,学年を越えて楽しんでいます。授業では,1年生から4年生までが参加するプロジェクト型の実習があり,同級生とだけでなく,先輩や後輩と協力しながらプロジェクトを進めることでチームワークが生まれます。特に,4年次に配属される研究室では,大学院生と協力して最先端の研究に挑みます。
Q 5.
機械工学コースにはどのような研究室がありますか?
A 5.
平成23年度以降の機械工学のカリキュラム変更に対応して,平成25年度から,「機械と人間」,「機械と環境」の視点からの研究を進めるために,これまでの10研究室を,「福祉と安全」,「ロボティクスと情報」,「応用エネルギー設計」,「基礎エネルギー工学」の4研究グループに改組しました。多くの学生は必要な単位を取得し4年次に,いずれかの研究クループに配属されて卒業研究に取り組みます。研究内容はさまざまで,材料や現象の特性を調べる学問的な研究もあれば,もの創りやソフトウエア開発などの実践的な研究,クリーンエンジンの開発研究など幅広く行われています。
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Q 1.
電気電子工学コースで学ぶ電気電子分野とは,どんな分野ですか?
A 1.
高校物理にある「電気」「磁気」「波動」「原子」を応用させた分野と言っても良いですが,本学の電気電子コースでは,電気,電子,情報通信の学問的柱があり,専門的な分野として,電気エネルギー,プラズマ,電気機器・制御,電子回路,物性・デバイス,通信・電磁波工学などがあります。
Q 2.
電気電子工学コースではどんな資格が取得できますか?
A 2.
電気主任技術者免状(発電所や変電所,工場,ビルなどの受電設備や配線など,電気設備の保安監督という仕事に必要な社会的評価が高い資格),第1級陸上無線技術士(無線通信に用いる設備の技術操作を行うための最高資格であり,特に放送局においては重要な資格)の一部試験免除,第1級陸上特殊無線技士,第2級海上特殊無線技士,その他には,高等学校教諭1種普通免許状(工業,理科)などがあります。
Q 3.
電気電子工学コース卒業後はどのような職種に就けますか?
A 3.
今後さらに重要性を増す,エネルギー,エレクトロニクス,情報通信関連の産業分野はもとより,自動車・運輸・機械,電力・電気プラント,医療機器等,幅広い産業分野に就職しています。例えば,富士電機,安川電機,パナソニック,三菱電機,ソニー,村田製作所,富士通,トヨタ自動車,マツダ,九州電力,関西電力,TOTOなど,多くの企業に就職しています。
逆に,他業種からもたくさんの人材募集が毎年来ていますので,電気電子分野に限った職種にしかつけないというわけではありません。詳細については,http://www.eee.nagasaki-u.ac.jp/career.htmlをご覧ください。
Q 4.
女子学生は多いのですか?また就職先はありますか?
A 4.
全体的な比率は多くはありませんが,電気電子工学は性別に関係のない分野です。近年,女性電気電子エンジニアに対する求人が非常に多くなってきています。これまでに,富士電機,パナソニック,日立製作所,ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング,TDK,日本製鉄,トヨタプロダクションエンジニアリング,セイコーインスツル,テレビ長崎,大分キャノンなど,多様な職種に就職しています。もちろん,大学院に進学して,より高度な知識と応用力を取得し,高度専門技術者や研究者として活躍している卒業生もいます。
Q 5.
電気電子工学コース卒業後、IT関連の会社に就職できますか?
A 5.
IT関連と言っても様々な業種がありますが,例えば,情報サービスを提供するためのシステム開発やパッケージ,ネットワーク&インフラと考えると,日立製作所,富士通,日本電気,沖ソフトウェア,富士ソフト,NTTドコモ九州など,多くの関連会社に就職しています。また,情報通信機器&端末製造として考えると,上記企業の他,東芝,京セラ,パナソニックなど,さらに,精密電子部品と考えると,TDK,オムロン,イサハヤ電子などにも就職しています。
Q 6.
電気電子工学コースでパソコンを利用した情報教育はないのですか?
A 6.
現在の工学系エンジニアには,情報処理系の能力は必要不可欠です。電気電子工学コースでは,住みよい高度な科学技術社会をハードウェアとソフトウェアから支えるために,情報処理系科目を用意しています。工学部基礎科目として情報科学概論を必修とし,プログラミング演習や数値解析アルゴリズムといった,パソコンを実際に利用してプログラムを作成する演習科目も充実しています。
Q 7.
電気電子工学コースで専門的な勉強をするのは何年からですか?
A 7.
入学後すぐに1年生からスタートします。高校数学の復習から始まり,工学基礎として更に高度な微分積分学や線形代数学,ベクトル解析を学びます。また,物理分野に関しても復習的な内容から始まって,電気回路,電気磁気学といった専門基礎科目を学習します。
Q 8.
電気電子工学コースでは実験を取り入れた科目はありますか?
A 8.
教室での講義による授業だけでなく,演習や実験を多く取り入れた教育プログラムを用意しています。1年生から工学基礎を学習するための基礎実験があり,2年になると,専門基礎科目である電気回路や電気磁気学,その他の科目で学んだことを電気電子工学実験IとIIにおいて,グループ分けされた仲間と共に学習します。さらに,3年生では,より専門的な実験である電気電子工学応用実験,さらにグループの仲間と課題を探し解決していくプロジェクト実験もあります。
Q 9.
電気電子工学コース卒業後、大学院に行くメリットは何ですか?
A 9.
大学院では,電気電子系分野における発展的な専門的知識と実践的な応用力を身に付けさせ,グローバルに活躍できる高度専門技術者を養成します。したがって,企業から求められる,即戦力となる人材を輩出しています。そのため,毎年多くの大手企業より推薦を頂いています。また,問題解決能力において,学士を卒業した者とは差があるため,企業に就職してからの期待度も違ってくると思われます。
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Q 1.
構造工学コースではどのようなことを学ぶのですか?
A 1.
構造工学コースでは、建物、橋梁、自動車、船、航空機といった構造物の(力を受けた場合の変形など)力学現象を、講義や実験などを通して学び、数式での表し方、コンピュータで解析する方法を主に学習します。また、いろいろな分野に適応するために、専門入門科目、幅広い基礎科目を受講した後、各種の計画、解析、設計、製作・施工技術の基本を身に付けるように科目が構成されています。
Q 2.
構造工学コースを卒業すると二級、一級建築士の受験資格はもらえますか?
A 2.
本コースでは、構造力学や解析など構造設計分野を主体としながら、建築計画から設計製図、環境計画、建築法規などの科目を配置していますので、全国の建築系学科と同様に、所定の単位を修得すれば一級・二級建築士の受験資格を得ることができます。
なお、建築士免許の登録には、大学院や社会で建築の実務経験を積むことが必要です。必要な実務経験年数は在籍時に取得した単位数に応じて変わります。
Q 3.
JABEEとは何ですか?JABEEに認定されるメリットは何ですか?
A 3.
JABEE(日本技術者教育認定機構)とは、大学などの高等教育機関で実施されている技術者教育カリキュラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを公平に評価し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する機関です。JABEE に認定された教育プログラムの卒業生は、社会的にも評価が高く、就職時に大きな武器となっています。また、技術士第一次試験が免除されるというメリットもあります。
Q 4.
構造工学コースではどうやって「強い英語力」が身に付くのですか。
A 4.
長崎大学の教養教育では英語力の修得に力を入れており、E-learning学習ができるCALL支援システムなどを導入しています。
本コースではさらに、英語力の確実な習得を測る指標としてTOEICにおいて400点以上獲得することを必修科目の単位取得の必要条件としています。学習意欲を上げるために、高得点者への表彰や受験料の助成制度を設けています。目的意識をもって学習し、高得点を目指してください。
Q 5.
構造工学コースの女子学生の割合はどのくらいですか?
A 5.
学年によって異なりますが、20%程度が女子学生です。
Q 6.
構造工学コース卒業後、どのような分野に就職できますか?
A 6.
学部生の約半数は大学院に進学します。過去3 年間の卒業生は、次のグラフのような多くの分野に就職して活躍しています。卒業生の声などをコースホームページで紹介していますので参考にしてください。
本コースは、建設から住宅、機械、造船、航空に至る多分野へ、力学や解析を活かして就職するのが特徴です。学部卒業生の約半数が大学院へ、特に長崎大学大学院へ進学する者が多く、九州大学大学院などの他大学の大学院へも進学した実績があります。
建設・建設コンサルタント分野は、構造設計や解析能力を活かした就職が多く、住宅・設備・建築設計分野は、ハウスメーカーや建築設計事務所、設備機器、衛生機器など多岐に渡ります。
公務員は、地方自治体を中心とした技術職(土木・建築)が主です。
機械・自動車分野、重工・プラント・エンジニアリング分野は、自動車を中心に自動車部品をはじめとする製造業が多く、造船分野や航空分野にも就職しています。
「建設」大林組・大成建設・竹中工務店・前田建設工業・三井住友建設・東急建設・五洋建設 ほか
「建設コンサルタント」日本工営・パシフィックコンサルタンツ・オリエンタルコンサルタンツ・八千代エンジニアリング ほか
「住宅・設備・建築設計」大和ハウス工業・旭化成ホームズ・積水ハウス・一条工務店・TOTO・LIXIL ほか
「公務員」長崎県・福岡県・長崎市・福岡市・北九州市 ほか
「機械・自動車」トヨタ自動車・日産自動車・本田技研工業・スズキ・トヨタ車体・古河金属工業 ほか
「重工・プラント・エンジニアリング」東芝・JFE エンジニアリング・日立プラントコンストラクション・NS プラント設計 ほか
「造船」大島造船所・名村造船・旭洋造船 ほか
「航空」中菱エンジニアリング ほか
「その他」JR 東海・JR 九州・NEXCO 西日本・九州電力 ほか
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Q 1.
社会環境デザイン工学コースというものがイメージできません。
A 1.
社会環境デザイン工学コースは、橋、道路、鉄、道、水道、トンネル、ダム、公園、港、水辺などの日常生活に欠かすことのできない社会の基盤となる施設を計画・設計・建設・施工するための方法や技術を学ぶところです。社会環境デザイン工学とは「人と環境の調和」について’ものづくり’を通してデザインするということを意味しています。
Q 2.
社会環境デザイン工学コースではどのような資格が取得できますか。また、就職先はどのようなところがありますか。
A 2.
社会環境デザイン工学コースを卒業した後は、主に、技術士、土木施工管理技士、測量士などの資格が取得できます。就職先としては、大きく分けて、官公庁(公務員)、コンサルタント、建設会社(ゼネコン)、橋梁メーカー等があります。
Q 3.
社会環境デザイン工学コースではどのような授業科目が開講されますか。
A 3.
他の工学分野と同様に、専門的な科目の内容を理解するためには、数学や物理などの知識と理解が不可欠です。社会環境デザイン工学コースでは、これら基礎科目の理解力を高めるためのリメディアル教育を充実させています。2年次以降は、社会環境デザイン工学に係わる4つの内容(構造系・地盤系・水環境系・計画系)を中心に専門科目を学ぶことができます。専門に関する基礎的理解を深めるために、演習・実習科目を多く取り入れています。
Q 4.
社会環境デザイン工学コースでは就職に関してどのようなサポートを受けられますか。
A 4.
社会環境デザイン工学コースでは、3年次の夏休みに必修科目としてインターンシップや、企業または国・県などの方々を招いてのインターンシップ講演会を行い、大学卒業後にどのような仕事を行っているのかについて理解を深めてもらう場を充実させています。また、エントリーシートや履歴書の添削や面接練習など様々なサポートが受けられます。
Q 5.
社会環境デザイン工学コースでの独自の学生サポートはありますか。
A 5.
大学の講義内容は、高校までと大きく異なります。大学での専門科目の内容をスムーズに理解するために、大学院生によるサポート体制の充実や、講義時に小テストを実施して講義内容に関する理解度のチェックを多く行うなど、きめ細やかな学習支援を行っています。
Q 6.
大学で学ぶ内容や生活を体験できる催し等もありますか?
A 6.
オープンキャンパス(7月)、長崎大学移動オープンキャンパス(8月)といった大学としての説明会に加え、土木の日(11月)のイベントでも社会環境デザイン工学コースでの研究や社会貢献の内容を知ることができます。その他、高校を訪問しての出前講義も積極的に受け付けています。
Q 7.
社会環境デザイン工学コースの情報に関して質問や相談はどこにすればいいのですか。
A 7.
本コースに関する質問や相談は事務室までお問い合わせください。
Tel:095-819-2626/Fax:095-819-2627 E-mail:www@cee.nagasaki-u.ac.jp
Q 1.
化学・物質工学コースでは、何を身につけることができますか?
A 1.

化学・物質工学コースでは、化学、物理、生化学、物質工学分野での学問的基礎の実力、十分な専門知識及び国際性を身につけた技術者を育てています。具体的には、

  1. 化学、物理、生化学及び物質工学分野の基礎から応用までの知識を体系的に学べます。
  2. 豊富な実験・演習科目を通じて、実験力、実践力、論理的な思考・記述力を主体的に学習し要約する能力、プレゼンテーション能力が養えます。
  3. 教養及び専門科目での英語学習では、国際的に活躍する専門技術者に必要な語学能力レベルを目指せます。
  4. 学外講師による特別講義等を通じて、技術者として身に付けるべき産業経営や起業に関する基礎知識とともに、多面的に物事を考える能力が養えます。
Q 2.
化学・物質工学分野で必要な英語力は、入学後の学習で身に付きますか?
A 2.
全年次に英語の講義を配置し、興味ある専門の内容に関連した実践的な講義を行います。真剣に受講すれば英語力をおおいに伸ばせます。化学、物理、生化学及び物質工学分野に関する最先端の発見は、英語で記述され、主に英語論文として発表されます。多くの大学院生が国際学会において英語での発表を行っています。英語の論文を自分で読み、自分で書け、そして自分の成果を英語で発表できるようになる主体的な取り組みは、卒業論文研究でも日々行われています。
詳しくはコースのウェブサイト http://www.cms.nagasaki-u.ac.jp/intro/education.html をご覧ください。
Q 3.
化学・物質工学コースの卒業研究ではどんな研究をするのですか。
A 3.
当該コースでは、4年次になると研究室へ配属され、卒業研究を行います。卒業研究では、エネルギー、環境、医療、福祉など私たちの日常生活と密接に関わる内容や、構造物、機械、IT、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、医薬品開発など、大型産業から化成品製造に至るまで幅広く扱っています。卒業研究は現代社会のニーズに関連し、私たちの将来を安全で、しかも快適にするための技術や新しい学術の発展のため十分に考えられて進められています。これらの研究成果は、学術雑誌への発表、各専門分野での学会発表や特許などを通じ、広く社会に還元されています。
詳しくはコースのウェブサイト http://www.cms.nagasaki-u.ac.jp/intro/research.html をご覧ください。
Q 4.
化学・物質工学コース卒業後の進路について教えて下さい。
A 4.
過去5年間のデータに基づきますと、約75%が大学院に進学しています。就職先は、学部卒業生、修士修了生の両者とも、化学・医薬品関係が多く、機械、電気関係がそれに続いています。化学・医薬品関係では、化学メーカー、製薬会社、化粧品会社、環境対策やエネルギー関連の素材メーカー等、多岐に渡っています。例年,首都圏、関西をはじめ各地の企業へ就職し、全国的に活躍しています。また、企業だけでなく大学教員や公的研究機関の研究者として活躍している修了生もいます。
詳しくはコースのウェブサイト http://www.cms.nagasaki-u.ac.jp/info/employment_index.html をご覧ください。
Q 5.
なぜ、化学・物質工学コースの多くの先輩が大学院に進学しているのですか?
A 5.
第一に、最近の企業は、高度な専門知識を備え、即戦力となる人材を求めていること、第ニに、化学・物質工学関係の企業では、学部卒で研究職・開発職や、高度な専門技術で現場をリードできる職に就けるのは稀であることが背景です。生涯賃金も、大学院修了の方が高いでしょう。
入学当初は大学院進学を考えていなかったものの、実験講義や最先端の講義内容に触れるうちに、3年次生くらいから、さらに高度な知識を得たいという欲求が湧き、高い意欲で進学を目指す学生も多数います。大学院修了生は、勉学意欲を満たすような高度な知識を習得し、研究活動を通じて企業が求めるに十分な課題探求能力や問題解決能力を身につけて、全国の企業で活躍しています。また,博士の学位を目指ざす学生のために、博士後期課程や5年一貫制専攻も用意されています。
Q 6.
化学・物質工学コースでどんな免許が取れるのですか。
A 6.
まずは、高等学校教諭第一種免許状(理科、工業)[ただし、工学部で定められた科目を履修し、単位を修得した者]です。また、当該コースを卒業すれば、毒劇物取扱責任者、公害防止管理者、衛生工学衛生管理者などの免許が取得可能です(一部は実務経験が必要)。また、甲種危険物取扱者は、所定の単位を修得すれば受験資格が与えられ、在学中に取得することもでき、就職に非常に有利です。
Q 7.
女子の割合を教えて下さい。女子の進学・就職状況や、女子にとっての勉学・研究の環境はどうですか?
A 7.
当該コース入学者に対する女子の割合は約25%程度です。また、例年約半数の女子学生が大学院博士前期課程(修士課程)へ進学しており、女子学生にとって勉学や研究に励む環境が十分整っています。修了後は、企業や公的研究機関の研究者として活躍しています。
更に詳しい情報はこちら
※オンライン説明会(令和5年12月11日(月)~令和6年1月19日(金)実施)
学部概要や入試情報についての説明の他、様々な疑問に答えることができる場です。
気になる方は、下記にお進みください。