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総合生産科学研究科(工学系)の佐々木壮一助教が発明協会会長賞を受賞しました

 総合生産科学研究科の佐々木壮一助教と株式会社エリスの桑原順代表取締役は「自動負荷追従運転で経済的な小水力発電装置」と題した共同の発明(特許第6778974号)により,公益社団法人発明協会の令和6年度中国地方発明表彰において発明協会会長賞を受賞しました。本発明は,流速の大きい水面付近の水流を利用し,水流が水車に当たる角度を調整し,水車に誘導される水の流速を弱めることなく,水路内の水量に応じた効率的な発電を可能とする水力発電装置です。本発明により,自動負荷追従運転が可能となり,水量の変動率が大きい用水路や河川にも水力発電装置を設置できるようになりました。また,流速の大きい水面付近の水のみを利用するため,塵芥対策の作業負担を軽減できるとともに,内陸生態系の保全に寄与することができます。表彰式は,令和6年11月12日にリーガロイヤルホテル広島で開催された広島県発明協会創立100周年記念式典で行われました。

佐々木壮一 助教

南魚沼市(新潟県)に実装された水車